自然写真集　2005年

イイギリの枝ぶりと実を付けた房の配置には芸術性を感じます。 次々にやって来て実をついばんでいくヒヨドリたちを見ていると、彼らが呼び寄せられる理由と我々が感じる芸術性とは共通している気がします。 　井の頭公園　12月

雌に求愛中のオシドリ雄。 装飾過剰では？という疑心も、全身の羽が張り詰める彼らの求愛ディスプレーを見れば霧消します。 　井の頭公園　12月

しがみついていたはずの植物までぶら下げているカラスウリのツル。 鳥が瓜を食べに来てくれるまで、枯れてもツルの仕事は終わりません。 　井の頭公園　11月

色づくアキニレ。 ふつうは黄葉する樹ですが、例年この場所では一部が紅葉します。色を移る過程の紫に惹かれました。 　井の頭公園　11月

井の頭池の夕暮れです。 光を透したり反射したり、水は光との芸術的相性が抜群です。何か理由があるのか？といろいろ考えたのですが、水と光に生かされている我々がそれを美しいと感じないはずがないではないか、というのがいちばん納得できる理屈のような気がします。 　井の頭公園　5月

満開の桜と満員の人。 七井橋がもっとも華やぐ季節が到来しました。 　井の頭公園　4月

噴水は虹の製造機です。 もちろん、美しい虹ができるには、太陽の力が欠かせません。 　井の頭公園　3月